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車種の選び方にはもう悩まない!車の種類をボディタイプ別に解説

「車が欲しい」と思っても、多くのメーカーから多くの車種やグレードを選ぶとなると迷ってしまうかもしれません。車を選ぶときには、まずボディタイプから絞り込み、車種を選定していく方法がおすすめです。車はボディタイプによって外見だけではなく、使い勝手も異なります。購入する目的やライフスタイルに合わせたボディタイプを選ぶことで、快適なカーライフが手に入るでしょう。ここでは車のボディタイプについての基礎知識、種類の選び方に加えて、ボディタイプごとに代表的な車種を紹介します。

車のボディタイプとは

車にはサイズの大小があるだけではなく、箱型や流線形に近い形などさまざまな種類があります。ざっくりとしたボディタイプの違いは、こうした外見からもすぐに分かることでしょう。さらに詳しく見ていくと、ボディタイプは、一般的に以下のような要素で分類されます。

  • 外観形状
    長さ、ボンネットの有無、ピラー(ボディとルーフをつないでいる部分)の数・トランク形状など
  • 車室の構造
    トランクスペースの位置、座席配置など
  • 用途
    街乗り用、長距離走行用・ベビーカーや車椅子の積載が可能なもの、悪路走行用など
  • 乗車人数
    2人乗り、4人乗り、5人乗り、6~8人乗りなど

馬車に代わる乗り物として誕生した車は、駆動部分の進化と共に、用途によって多様化してきました。その時代のユーザーニーズに合わせて、新たなボディタイプが誕生し、変化しています。

車のボディタイプの種類

上記のような視点でボディタイプが分類されますが、その種類と特徴を確認してみましょう。

ボディタイプは主に8種類

代表的なボディタイプは8種類に分類されます。ポイントとなるのは、ドアの枚数とトランクの形状です。それぞれの特徴をまとめました。

  • セダン

最もオーソドックスなボディタイプであるセダンは、ボンネット、4枚ドア、独立したトランクルームが備わっています。正統派のスタンダードとして、大衆車から高級車まで広く採用されています。

  • ハッチバック
    ハッチバックは、小型の荷室があり後ろに跳ね上げる形のハッチゲートが特徴です。セダンとは異なり、乗車スペースとトランクがつながっています。後部座席を倒すと大きな荷物を積むことができ、利便性に優れます。コンパクトカーに多く見られるボディタイプです。
  • クーペ
    クーペは、車高が低くスポーツカーで採用される、スタイリッシュなデザインが特徴です。名称の語源はフランス語の「coupé(クペ)」で、もともとは2人乗りの箱馬車を指していました。車のクーペも最初は2人乗りタイプでしたが、現在では4人乗りもあります。広いエンジンルーム、走りを重視した美しい流線形がクーペの持ち味です。 
  • オープンカー
    車の屋根に当たる部分がないか、屋根を解放できる機能を持っている車がオープンカーです。多彩な車種がありますが、大きくは2つに分類されます。1つはルーフ付きの車をベースとし、屋根を開閉、もしくは取り除くことができるタイプで、カブリオレやコンバーチブルがあります。もう1つは最初からルーフが設置されていないオープンカー専用設計の車で、ロードスターやスパイダーなどが代表的です。ロードスターやスパイダーは2シーター2ドアですが、カブリオレやコンバーチブルには後部座席があります。
  • ステーションワゴン
    ステーションワゴンは、トランクスペースが車室と一体化しているため屋根が長いのが特徴です。ボンネットがあり、4枚ドアで後部がハッチゲートになっています。荷物をたくさん積むことができ、走行性能も高い傾向にあります。
  • ワンボックス
    セダンがエンジンルームと車室、トランクルームの3つに分かれているのに対し、エンジンが床下にあり、ひとつの空間で車室とトランクルームがつながっているのがワンボックスです。大人数が乗車できるため、送迎車のような商用の利用で多く見られます。
  • ミニバン
    ミニバンは、ボンネット内部にエンジンがあり、車室とトランクルームはひとつの空間となっています。「ミニバン」という名称はアメリカのコンパクトバンに由来するもので、実際に「ミニマムなサイズ」というわけではありません。3列シートで乗車定員が6人以上というサイズ感は、荷物の増えがちなファミリー層に人気があります。
  • SUV(スポーツユーティリティビークル/Sport Utility Vehicle)
    SUVは悪路に強く、走行性能が高いのが大きな特徴です。車高が高く、特にオフロードでの走行では威力を発揮します。ただし同じSUVであっても、フレームの違いにより、シティユースと本格オフロード用に分かれているので選択時には注意が必要です。 

上記は代表的な8種類を紹介していますが、そのほかにもコンパクトカー(排気量 ~1,200cc程度)や軽自動車が異なるボディタイプとして分類されることがあります。なお、軽自動車の定義は、排気量660cc以下、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2m以下、乗車定員4名以下となっています。

車のボディタイプから選んでみよう

さまざまなボディタイプがあるなかで、希望に合った車を選ぶ方法を考えてみましょう。ボディタイプから絞り込むためのポイントを解説します。

ボディタイプ選びは、ここをチェック!

ボディタイプを選ぶポイントとして、以下のような点が挙げられます。

  • 目的・用途から選ぶ
    車の使用目的から、使い勝手の良いボディタイプを考えてみましょう。買い物や通勤で乗ることが多いなら、街乗りに向くタイプがおすすめです。セカンドカーを探す場合には、アウトドアやロングドライブなど、利用シーンを考えながら選んでみましょう。
  • 乗車人数から選ぶ
    軽自動車では4人、普通自動車5人、3列シートであれば7人~8人が乗車定員です。家族構成や普段乗せることの多い人数から選びましょう。コンパクトカーでは、定員いっぱいに乗ると窮屈さを感じる場合もあるため、実際に乗り込んで確認することも大切です。
  • 主に乗車する人の使い勝手で選ぶ
    よく乗車する人にとって乗りやすいかどうかも、ボディタイプを選ぶ大切な要素となります。高齢者や赤ちゃん、幼児を乗せる場合には、乗降がしやすいかといった点をチェックしてみましょう。
  • 荷物の量・内容
    ベビーカー・車椅子・チャイルドシート・キャンプ道具など、積む荷物の種類や内容からボディタイプを選ぶという方法もあります。スライドドアやハッチバック、ワンボックスタイプなどの荷物の出し入れが楽なタイプや、ベビーカー・車椅子の装着がしやすいタイプといった観点から利便性を重視します。

ライフスタイルから選ぶおすすめボディタイプ

今度は、ライフスタイル別に、おすすめのボディタイプを見ていきましょう。

  • 街乗り用
    通勤・通学、買い物などには、駐車場を選ばないコンパクトカーやセダンタイプが便利です。街角の風景になじみ、スマートに乗りこなすことができます。
  • セカンドカー
    2台目の車として使うのであれば、小回りが利き、比較的燃費の良い軽自動車がおすすめです。自宅の駐車スペースも少なくてすみます。
  • アウトドア用
    アウトドアを楽しむための車なら、悪路に強いSUVや、荷物をたくさん積めるミニバン・ステーションワゴンが最適です。車中泊やオートキャンプでも、広い車内スペースが有効に活用できます。
  • ロングドライブ用
    セダン並みの走行性能を持ち、大量の荷物が積めるステーションワゴンはロングドライブにぴったりです。車室とトランクルームが一体となっているため、後部座席から荷物をすぐに取り出せるのも便利。また、ミニバンやSUVなどと比べて車高が低いため、立体駐車場に止めやすいのも魅力です。
  • 車椅子・ベビーカーを積載する
    車椅子やベビーカーの積み込みには、スライドドア付きのボックス型がおすすめです。ステーションワゴンやミニバンのほか、ボックス型の軽自動車など、後部座席やトランク部分が広いタイプが良いでしょう。

各ボディタイプの代表車種

続けて、ボディタイプ別に代表的な車種をまとめました。

  • セダン:トヨタ クラウン
    日本の高級車の草分け的存在となるトヨタのクラウンは、セダンの代表とも言える車です。しっかりとした造りとエレガントさの両立で大人の車という印象がありますが、最近では若い世代からも注目されています。
  • ハッチバック:トヨタ カローラスポーツ
    低重心で安定感があり、スポーティなデザインが魅力的なトヨタのカローラスポーツ。ハッチバック式で大容量の積載スペースがあり、荷室床面の高さを2段階調整できるなど、使い勝手の良さでも人気があります。
  • クーペ:トヨタ 86
    トヨタの86が持つ滑らかなボディラインは、見るからに走行性能の高さを感じさせます。クーペならではの走りを楽しみたいという人は、選択肢の上位に入れたくなる車です。
  • オープンカー:マツダ ロードスター
    長いノーズ、2シーター、2ドアのマツダのロードスターは、優美な曲線とアスリートを思わせる精悍(せいかん)さが魅力のオープンカー。ルーフタイプは柔らかな素材のソフトトップと電動で開閉するメタルトップの2種類があります。
  • ステーションワゴン: スバル レヴォーグ
    高速走行での安定感と、ゆったりとした居住性を両立するのがスバルのレヴォーグ。広い開口部によって、荷物の出し入れのストレスがありません。長期旅行でもたっぷりと荷物が積め、かさばるキャンプ用品にも楽々対応できます。
  • ワンボックス: トヨタ ハイエースワゴン
    1967年に誕生以来、丈夫さと積載量の多さから主に商用車として活躍しているのがトヨタのハイエースワゴンです。2004年には5代目が登場し、居住性の良さから個人ユーザーからも人気を博しています。サーフィンやキャンプといった趣味を持つ人たちから支持を集めています。ハイエース「スーパーロング」は、全長5,380mm・全幅1,880mm・全高2,285mmと、個人ユースの車両としては最大です。
  • ミニバン: 日産 セレナ
    ミニバンのなかでも高い人気を誇る日産のセレナ。その秘密は、広々とした室内空間と2列目・3列目座席からの視界の良さにあります。また大型の車体でありながらスタイリッシュで、見た目にも軽快感があるのも魅力のひとつ。ファミリーや友人とドライブを楽しむことが多いユーザーには、イチ押しの車種と言えるでしょう。
  • SUV:日産 キックス
    SUVらしいたくましさと共に凛としたスポーティさが感じられるデザインが特徴的な日産のキックス。その魅力は、見た目の良さだけではなく高速性能にもあり、日常ユースの車としても満足できる車種と言えます。また、SUVの持ち味でもあるオフロード走行でも定評があり、ガンガン走れてデザイン性の良い車を探しているのなら、一度キックスを試してみてはいかがでしょうか。

車種選びは、用途や利用目的から考えるのが大切

車のボディタイプは自動車の歴史と共に進化し、多様化してきました。現代の車は性能が良く種類も豊富なので、ユーザーのライフスタイルや用途に合わせて選べます。ボディタイプの特徴を知ることで求める車の方向性が分かり、車種選びも楽になるはず。利用目的や乗車人数などを判断材料とし、満足度の高い1台を選びましょう。

参考:

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