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軽自動車の車検費用、相場はどのくらい?安く抑えるためのポイントも解説

小回りの良さだけでなく、維持費の安さからも根強い人気がある軽自動車。さまざまなメリットがある軽自動車ですが、車検にかかる費用が普通車に比べて安いのもうれしいところ。今回は、軽自動車の車検にはどの程度の費用がかかるのか、車検費用の内訳や安く抑えるポイントも含めて詳しく解説します。

そもそも車検とは?

車検とは、車が保安基準を満たしているかを国土交通省が検査する制度で、正式名称は「自動車検査登録制度」と呼ばれます。保安基準に適合しているか確認する「点検」、基準に満たない部分を修正する「整備」、運輸支局で主要な部分を確認する「検査」、自動車税の納付状況および自賠責保険などを確認し車検証を発行する「登録」の4段階があります。

万が一、車検切れの車を運転した場合は道路運送車両法違反となり、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されることになります。また、運転免許の違反点数は6点の減点となり、加えて自賠責保険が切れていた場合には、違反点数が合算され免許停止の処分が下されます。

車検切れの状態を把握しておらず、「車検に出すのをうっかり忘れていた」という場合も同様の罰則が科されるため、車を所有する以上は車検のタイミングを把握し、確実に車検を受けておかなければなりません。

軽自動車にかかる車検費用の相場

軽自動車を車検に出した場合、法定費用として22,540円が発生します。これは自賠責保険と印紙代の合計金額で、2年継続検査の車検を受ける以上は必ず支払わなければなりません。加えて重量税が加算され、年式に応じて最大8,800円がかかります。ただし、エコカー減税適用対象で免除される車であれば重量税はかかりません。

さらに、多くのディーラーや整備工場では、車検を受ける前の点検や整備を行うための費用が上記の金額に上乗せされます。車検に出すメーカーや業者によっても費用は異なりますが、15,000~20,000円程度が相場です。総じて、軽自動車の車検費用としては最低でも40,000~50,000円程度かかると考えておくと良いでしょう。 

ちなみに、点検や整備の段階で消耗品の交換の作業が必要になれば、その分のパーツ代や作業工賃が加算されます。比較的年式が新しい軽自動車でも、一切の整備や消耗品交換が不要なまま車検に通るケースはまれであり、実際の相場としては60,000~80,000円程度になることが多いでしょう。

軽自動車の車検費用の内訳

車検にかかる費用は通常「法定費用」と「整備費用」の2つに分類されます。車検の費用相場でも簡単に紹介しましたが、もう少し詳しく内訳について見ていきましょう。

軽自動車の車検にかかる法定費用

法定費用とはその名の通り、法律で定められた税金や保険など、車検を受ける以上は必ず支払わなければならない費用を指します。法定費用の内訳は以下の通りです。

  • 自賠責保険……21,140円
  • 印紙代……1,400円
  • 重量税……エコカー減税適用で0円。25%減で3,700円、50%減で2,500円。 エコカー減税適用なしの場合5,000円~8,800円

※2年継続検査の場合

整備費用

整備費用とは、車検のタイミングで法定点検や整備を行う際にかかる費用のことです。整備費用の内訳は実施工場や実施内容によっても異なりますが、典型的な事例として以下のような内訳となります。

  • 点検費用……15,000円~20,000円  ※業者によっては「車検基本料金」と呼ばれることもある
  • 整備費用……パーツ代および作業工賃の実費

新車を購入して初めての車検であったとしても、オイル交換やワイパーゴムの交換、バッテリー交換などを行うケースが多いため、整備を行う必要がある点と費用がかかることを想定しておきましょう。

軽自動車の車検費用が高くなる理由は?

軽自動車は維持費が安いイメージがありますが、普通車よりも車検費用が高くなるケースもあります。どのような場合に車検費用が高額になるのか、考えられる要因をいくつか紹介しましょう。

ディーラーに車検を依頼した場合

ディーラーでの車検は不具合が発生する可能性のあるパーツを点検し、早めに交換をすることでトラブルを未然に防いでいます。そのため、予定より早い段階でパーツ代が発生してしまいがちです。また、交換するパーツもメーカーの純正品が基本となるため、業者への依頼時と比べてやや高くなってしまう可能性があります。次回の車検までトラブルなく安心して車に乗れるよう点検を任せることができ、信頼度の高い整備が行われるものの、その分車検にかかる費用も高額になる傾向があります。

古い年式の軽自動車の場合

新車登録から10年以上が経過した古い年式の軽自動車は、さまざまな箇所に不具合が生じやすく、整備費用が高額になりがちです。なお、10年というのはあくまでも目安に過ぎず、日頃からこまめなメンテナンスを行ってきた車はトラブルも少ないでしょう。反対に、ほとんどメンテナンスや点検を行ってこなかった車の場合、10年未満であっても高額な修理費がかかることも十分考えられます。

特に、ブレーキやサスペンションといった足回りのパーツやミッションなどは、修理費用が高額になりやすい傾向にあります。不具合を感じている場合には、車検費用が高くなる可能性を見越しておくと良いでしょう。

タイヤやバッテリーなどの消耗品を交換する場合

タイヤやバッテリーといった消耗品の交換が必要になると、車検費用も跳ね上がります。特にタイヤは高額になりやすいものの、定期的な交換が必要です。タイヤ溝が減っていると車検に通らないこともあるため、交換時期にはきちんと対応しなければいけません。また、溝が残っていてもタイヤのゴムは経年劣化によって硬くなりやすく、交換しなければならないこともあります。タイヤの経年劣化が進行すると表面にヒビが入ることもあり、そのまま走行しているとタイヤがバーストする危険性もあるため注意が必要です。

車検費用を抑えるためにできること

少しでも車検費用を抑えるためには、どのような方法が有効なのでしょうか。今回は2つの事例を紹介します。

ユーザー車検

ユーザー車検とは、ディーラーや整備工場に車検を依頼するのではなく、自分で「軽自動車検査協会」へ車を持ち込み、車検の手続きを行う方法です。ユーザー車検は、自賠責保険のような法定費用は必ず発生するものの、点検費用や整備費用を最小限に抑えられるというメリットがあります。ただし、事前に整備工場で車検の適合基準に達しているかを調べてもらう「予備検査」が必要で、一切の点検費用や整備費用がかからないというものではありません。なお、軽自動車検査協会での車検手続きは土日祝日を除く平日のみとなっているため、車検を行うためのスケジュール調整も事前に行っておきましょう。

こまめな整備を行っておく

車検費用を抑えるために最も有効なのは、日頃からこまめな整備や点検を心がけておくことです。オイル交換や灯火類の点検、タイヤやバッテリー、ブレーキパッドなどの消耗品は、数ヶ月に一度はガソリンスタンドでチェックしておくようにしましょう。交換や修理が必要なパーツがあればその都度対応することで、車検のタイミングでの出費を安く抑えられます。

車を長持ちさせるポイントについて詳しくはこちらをご覧ください。「車の長持ちに欠かせないメンテナンス。費用の相場とメンテナンス方法を解説」をご覧ください。

カーリースなら車検費用を月々のリース料金に分散できる

ユーザー車検やこまめな整備を心がけるのが難しい方には、カーリースを契約する方法もおすすめです。カーリースでは、毎月のリース料金に税金や車検代が含まれているため、一時的な高額出費が発生しにくくなります。車検のタイミングでまとまった費用を支払う必要がないため、家計管理が行いやすいのがメリットです。また、整備や点検が必要なタイミングで通知してくれるサービスもあり、車に必要な整備や点検ポイントを把握するのが苦手な方でも安心です。

軽自動車にかかる車検費用を賢く抑えよう

軽自動車は普通車に比べて維持費が安いとはいえ、2年ごとの車検が必要です。車検のたびに高額な費用がかかるのは悩ましいものですが、適切なメンテナンスや整備をこまめに行うことで、コストを安く抑えることも可能です。また、点検や修理のタイミングで高額な出費が請求されるのが気になる場合は、カーリースをうまく活用するのもおすすめです。毎月一定のリース料金を支払うことで、整備や車検のタイミングで大きな出費がないため安心して車を維持できます。これから軽自動車の購入を考えている方は、カーリースの利用も検討してみてはいかがでしょうか。


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