コラム

車の長持ちに欠かせないメンテナンス 費用の相場とメンテナンス方法を解説

車を長持ちさせるためには、こまめなメンテナンスが欠かせません。整備や消耗品の交換などを怠っていると、車が故障しやすくなるだけでなく、安全性の面でも問題が生じます。ひと口に車のメンテナンスといってもさまざまなものがあり、かかる費用も異なります。今回は、車のメンテナンスにはどのような種類があるのか、費用の目安も含めて詳しく解説します。

メンテナンスを怠ると生じる不具合

車を適切に維持するためには、こまめなメンテナンスが不可欠です。例えば、基本的なメンテナンスのひとつに、エンジンオイルの交換が挙げられます。エンジンオイルには内部の摩擦を軽減する潤滑油の役割があり、オイル交換を怠っていると、最悪の場合、エンジンに深刻なダメージを与え不動車になることも考えられます。また、タイヤやワイパーのゴムといった消耗品の交換も欠かせません。適切なタイミングで消耗品の交換や補充をしていないと、安全な走行に支障を来し事故に遭うリスクが高まります。

このように、車のメンテナンスを怠っていると、やがて深刻なトラブルや故障を引き起こし想定外の修理費用が発生します。さらには、命の危険に直結するような事故を引き起こすことも考えられるのです。

車のメンテナンスの基本を知っておこう

ひと口に車のメンテナンスといっても、自分でできる簡単なものから、プロに依頼しなければできない高度な作業まで幅広くあります。まずは自分でできるメンテナンスと、お店に任せた方が良いメンテナンスの例を確認しておきましょう。

自分でできるメンテナンス

自分でできるメンテナンスには以下のようなものがあります。

  • 洗車
    洗車は、最も基本的かつ手軽にできるメンテナンスのひとつです。長期間にわたり洗車を怠っていると、外装の劣化やサビが発生することがあります。悪天候の中を走行したあとのように、汚れが目立つ場合にはできるだけ早めに洗車をしましょう。特に雪道を走った後の車の下回りには融雪剤が付着し、サビの原因となるので気を付けましょう。
  • ワイパーゴムの交換・ウォッシャー液の補充
    ワイパーやウォッシャー液は、悪天候時の視界を確保するために重要な役割を果たします。ワイパーのゴムは紫外線や熱によって自然に劣化するほか、フロントガラスを拭き上げる際の摩擦によっても徐々に摩耗していきます。車に乗る頻度や保管状態によって異なりますが、1年程度で交換時期を迎えるケースが多いでしょう。ワイパーは車種によっても取り付け方法が多少異なるため、自身で交換するのが不安であれば販売店に依頼すると安心です。販売店への依頼であっても取付工賃は安く、数分程度で作業が完了します。
  • エンジンオイルのチェック
    エンジンオイルの量や汚れ具合をチェックすることも、自身でできるメンテナンスです。こまめにチェックすることで、オイル交換の時期を見極めます。ボンネットを開けると、エンジン部分に「オイルレベルゲージ」というパーツがあるので、これを引き抜いてエンジンオイルの状態をチェックします。オイルレベルゲージは黄色や赤など目立つ色をしており、これを引き抜くとワイヤーのような金属製のパーツが出てきます。キッチンペーパーやティッシュなどでオイルを拭き取ったとき、黒に近い濁った色をしていた場合は、できるだけ早めにオイル交換をした方が良いでしょう。
  • タイヤ交換(脱着のみ)
    夏タイヤから冬タイヤへ交換する場合、またはホイール付きのタイヤを新しく購入した場合は、オーナー自身でタイヤ交換をすることが可能です。特に軽自動車やコンパクトカーの場合はタイヤのサイズも小さく軽量で扱いやすいため、比較的楽に作業できます。一方、ミニバンや大型セダンなどはタイヤ1本当たりの重量も重く、無理に作業をするとホイールを傷つけてしまう可能性もあるため、販売店に依頼した方が良いケースもあります。
  • エアコンフィルター交換
    エアコンのにおいが気になりだしたらエアコンフィルターの交換を行いましょう。エアコンフィルターは、外気から空気を取り入れる際にほこりや汚れを取り除くためのパーツです。長年にわたって使い続けてきたエアコンフィルターには、虫の死骸や砂、枯れ葉などが付着し、本来の役割を果たせなくなっているものもあります。エアコンフィルターが設置されている場所は、グローブボックスの奥、またはセンターコンソールの内部が一般的です。車の取扱説明書にも交換方法は記載されていますが、もし作業に不安があれば販売店に依頼しましょう。

お店に任せるべきメンテナンス

一方で、お店に任せるべきメンテナンスもあります。

  • エンジンオイルの交換
    エンジンオイルのチェックを行い、走行距離や使用期間を目安に取り換え時期が来たらオイル交換を依頼します。オイル交換の作業自体は難しいものではありませんが、廃油の処理やジャッキアップなどが必要なため、専門的な知識がなければ対応できません。オイル交換をお店に依頼しても作業工賃は安価です。ガソリンスタンドでも対応できるため、プロにお願いするのがおすすめです。
  • バッテリー交換
    バッテリー交換も、基本的な知識があれば自分でもできます。作業手順としては、エンジンを止め、マイナス端子を外したあとにプラス端子を外して古いバッテリーを取り外し、新しいバッテリーをプラス端子のあとにマイナス端子という順番で取り付けます。手順としては簡単ですが、万が一、端子を取り付ける順番を間違ってしまうと、火災を引き起こす危険性もあります。また、バッテリーそのものが重くエンジンや外装を傷つける恐れもあるため、交換作業はお店に任せた方が安心です。
  • タイヤ交換(ホイール組み換え)
    ホイールはそのままで、古いタイヤから新しいタイヤに履き替える際には、専用の工具や設備が必要なため、お店でなければ対応できません。カスタムカーに装着されている大径のホイールは、お店によっては対応できないこともあります。対応可能な店舗を事前に確認しておきましょう。
  • ブレーキパッド交換
    ブレーキに関連する足回りは安全性にも直結するパーツのため、専門的な知識のない人が扱うのは極めて危険です。誤った取り付け方をしてしまうと、走行中に車が制御できなくなり重大な事故を引き起こす可能性もあるため、必ずディーラーや整備工場へ依頼しましょう。
  • 法定点検
    法定点検とは、車が安全かつトラブルなく走行できるかを確認するもので、道路運送車両法で定期的な実施が定められています。自家用車の場合は12ヶ月ごと、24ヶ月ごとに点検する必要があり、24ヶ月ごとの点検については車検のタイミングで行うのが一般的です。車検とは異なり、法定点検を行わないからといって罰則規定はありませんが、事故や車の故障を未然に防ぐためにも定期的に行っておきましょう。

メンテナンスを行うタイミングと費用

車のメンテナンスは、自分でできるものもあれば、お店に依頼する必要があるものもあります。特にお店に依頼する場合には、タイミングを見極める必要があるでしょう。代表的なメンテナンスについて、どのタイミングで実施すべきなのか、おおよその費用もあわせて解説します。

エンジンオイルの交換

エンジンオイルの交換は、6ヶ月または5,000kmごとに行うのが一般的です。ただし、年式の古い車や走行距離が多い車は、3,000km程度の頻度でこまめに交換した方が良いとされています。国産車と輸入車でもメーカーが推奨する交換頻度は変わるほか、車種によってもオイルの容量は異なります。国産車のコンパクトカーであれば、工賃も含めて3,000~5,000円程度が相場です。

タイヤ交換

タイヤの溝部分には「スリップサイン」という突起があります。タイヤがすり減ってスリップサインと溝が同じ高さになると車検が通らないばかりか、本来のパフォーマンスが発揮できず安全性にも影響します。定期的にタイヤの状態を確認し、スリップサインまですり減る前に交換しなければなりません。また、タイヤゴムが硬くなったり、表面にひび割れが見えてきたりしたときも交換時期と言えます。タイヤのサイズやグレードによって費用は大きく異なりますが、コンパクトカーに多く採用されている15インチタイヤの場合は、工賃込みで3万円~5万円程度が相場です。

バッテリー交換

バッテリーの寿命は2~5年程度とされていますが、車種や車に乗る頻度によって差があります。バッテリーが劣化するとエンジンがかかりにくくなったり、ヘッドライトが暗く感じたりすることが増えるため、気になる症状が出たらお店でバッテリーの点検を依頼してみましょう。

バッテリーは車種によっても型式が異なりますが、本体価格は1万円~3万円程度が相場です。お店でバッテリーを購入すれば工賃無料で交換してくれるケースもあります。工賃が発生する場合でも1,000円程度が相場となっています。

ブレーキパッド交換

ブレーキパッドは走行距離に応じて消耗してくるパーツで、一般的には30,000〜50,000km程度ごとに交換が必要とされています。ブレーキパッドのパーツ代と工賃を合わせると2万円以上かかるケースがほとんどでしょう。ただし、この金額はフロントもしくはリア片側のみを交換した場合の費用であり、前後全てを交換となると4万円以上の費用がかかることもあります。

車の維持にかかる費用と節約のポイントについて詳しくはこちらをご覧ください。

「車の維持費はどれくらい?維持費を節約するポイントと注意点を解説」

メンテナンスの煩わしさを解消するカーリース

車のメンテナンスや整備には多くのポイントがあるため、いつどのタイミングで行えば良いのか分からなかったり、メンテナンスのタイミングを忘れたりすることもあるでしょう。メンテナンスの手間をできるだけ軽減させたい、メンテナンスのタイミングを教えてほしいといった希望があるなら、カーリースを活用してみてはいかがでしょうか。

カーリースは毎月一定額でマイカーのように車を利用できる方法で、使用料には税金や車検代が含まれます。また、プランによっては車のメンテナンスや整備費用まで含められるため、その都度発生する高額な出費に頭を悩ませる心配もありません。しかも、カーリースなら、オイル交換や消耗品の交換などのタイミングを教えてくれます。車のメンテナンスが苦手な方でも安心です。

車は定期的なメンテナンスを忘れずに

ひと口に車のメンテナンスといっても、初歩的なものから専門的なものまでさまざまにあります。

すべてお店に任せきりにするのも良いですが、自分でできるメンテナンスは自分自身で行った方が費用を抑えることにもなるでしょう。一方で、車を所有するうえでは、想定外のトラブルや故障によって高額な修理費がかかることもあります。カーリースであれば、毎月一定の料金を支払うことで基本的なメンテナンスも任せられます。安心してカーライフを楽しむためにも、できるだけ手間のかかりにくい方法を検討してみてはいかがでしょうか。


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