コラム

生活費を節約したいけど、支出の内訳は?家計を見直すポイントを解説

無駄遣いをしているつもりはないけれど、もう少し節約できるような気がする。そんなときに知りたいのは、生活費の内訳や上手な家計管理の方法ではないでしょうか。家計を見直すための判断材料として、統計から見る生活費の内訳を参考にしながら家計を上手に管理するコツをお伝えします。

1か月の生活費の平均を見てみよう

生活費を見直すといっても、どこから手をつけたらいいのか分からないかもしれません。まずは総務省が発表した統計「家計調査報告(家計収支編)2019年(令和元年)平均結果の概要」をもとに、収入や生活費の平均的な内訳を見てみましょう。

家計収支の内訳と金額

総務省統計によると、収入にあたる「可処分所得」の月平均額は476,645円(2人以上の世帯のうち勤労者世帯)。可処分所得とは、実収入から社会保険料や所得税などを除いた額のことで、実際に自由に使える手取り額と考えるといいでしょう。収入に対し食費や住居費などの消費支出の月平均額は323,853円で、収入から支出を差し引くと、平均152,792円のプラスとなります。

単純に収支の平均額で見てしまうと「毎月みんな15万円以上も余裕があるの?」と驚く人も多いかもしれません。しかし、収入は世帯ごとに異なり、支出も家族構成や嗜好によってさまざまです。また、可処分所得には、勤め先からの収入以外の現金収入も加算されています。株式投資の配当金や投資信託の分配金など、金融資産からの収入が該当するでしょう。

国税庁が行った「平成30年分民間給与実態統計調査」では給与所得者の年間平均給与は441万円となり、総務省の家計調査報告よりも低い金額です。したがって、収支のプラス金額に注目するのではなく参考材料のひとつとして見ておきましょう。

家計支出、内訳ごとの割合

収入と支出の平均について見てきましたが、上述の総務省統計では生活費の内訳の平均割合も報告されています。消費支出の割合が多い順に見てみましょう。

  1. 食料……23.9%
  2. 交通・通信……17.0%
  3. 教養娯楽……9.9%
  4. 光熱・水道……6.7%
  5. 住居……6.0%
  6. 教育……5.7%
  7. 交際費……5.4%
  8. 被服及び履物……4.0%
  9. 保健医療……3.9%
  10. 家具・家事用品……3.7%
  11. その他……13.8%

「食料」「交通・通信」「教養娯楽」の割合を合計すると50.8%となり、上位3つで支出全体の半分を超えています。続いて各5~6%の「光熱・水道」「住居」「教育」「交際費」が並びます。

本統計の調査対象は世帯主の平均年齢が49.6歳とやや高く、定年を控えて住宅ローンを繰り上げ返済している世帯があるかもしれません。そうした背景を考えると、賃貸や住宅ローン返済のある世帯は「住居」の割合がもう少し高いのではないでしょうか。また統計の中には、子供がいないもしくは独立している世帯もあるはずです。子育て世帯は「教育」の割合が統計よりも少し高くなるでしょう。

以上の内訳を参考にして、子育て世帯の家計で「居住・教育」以外の支出のうち割合が統計よりも高い項目があれば見直してみると良いでしょう。特に優先度が低い「教養娯楽」や「家具・家事用品」などの割合から確認してみてはいかがでしょうか。

無理なく生活費を抑える方法

生活費を抑えるために、ときには我慢も必要です。しかし、我慢しすぎた反動で無駄遣いをしてしまうことがあれば意味がありません。できるだけストレスにならない節約方法として考えたいのが、固定費の削減です。固定費とは、毎月決まった金額の支出のことです。月々の固定支出金額を削減できれば、その後の家計削減効果も高くなるでしょう。上述した「教養娯楽」「家具・家事用品」を中心に、以下のような出費を見直してみましょう。

  • デジタルコンテンツやサービスのサブスクリプション料金
  • スポーツジムの月会費や習いごとの月謝
  • スマートフォンやインターネット回線の通信料金
  • 電気代や水道料金
  • 生命保険や医療保険の保険料

サブスクリプション料金や月会費などのうち、利用頻度が高くないものは解約を検討します。また通信料金、電気代や水道料金は契約会社やプランを見直すことで安くなるかもしれません。保険料も同様に、保障内容や保険商品の見直しをするといいでしょう。

ただし、外食費、遊興費、趣味の費用などは、全てを削減対象にするとストレスが溜まってしまいます。削減できそうな項目を2つか3つ程度に絞って考えると良いでしょう。また、食費は支出割合が高くても削減の対象としません。食事の内容は健康に直結するため、節約して健康を害し医療費がかかってしまったら意味がありません。特に無駄な食事代がないなら、現状維持を基本としましょう。

そのほか、細かい生活費の内訳を確認し、減らす項目と現状維持する支出を選別します。メリハリをつけて節約し、無理なく生活費を抑えていきましょう。

大きい費用を見直してみよう

生活費内訳のうち、金額の大きい項目を削減できればゆとりが生まれます。一般的に価格が大きいものに、マイホームや車があります。教育費も大きな費用といえますが、子供の人数や家庭の方針により金額は異なるでしょう。また教育費は事前準備をしやすいという特徴があります。商品を購入する性質の支出ではないため、ここでは「車」と「マイホームの住宅ローン」に絞って見ていきます。

1:車にかかる費用

車の購入では、新車となれば数百万円、中古車でも数十万円単位の資金が必要になるため、家計にとって大きな負担となります。また購入後は、「メンテナンス費用」「自動車保険料」「自動車税」などの維持費が発生するため、ある程度の予算を立てておく必要があります。常時、車を使用するわけではない場合は、購入せずカーシェアリングを利用する手もあります。ただし、カーシェアリングは使いたいときにすぐに利用できるとは限らないため、特に子供がいる家庭ではしっかり検討することが大切です。体調を崩しやすい幼児や高齢者がいる世帯や家族で出かけることが多いファミリー層では、常時使える車の必要性は高くなるでしょう。

車にかかる費用を節約する場合、自動車保険や車検先を比較検討するのも一案です。しかし、維持費を節約しすぎてしまうと、万が一の事故につながる可能性もあるため安易な判断は禁物でしょう。

そこで近年注目されているのが、カーリース(残価設定型)の利用です。カーリースとは、毎月リース料を支払って、特定の個人用として車を借り受ける方法です。プランによって、毎月のリース料にメンテナンス費用や毎年の自動車税などの車にかかる費用が含まれていることが多く、支出の変動がなく家計を管理しやすいメリットもあります。

リース契約は5年や7年など一定期間で行われますが、契約終了時の「残価」を含めずリース料金を算出することになるため、通常のマイカーローンと比べると月々の出費が抑えられやすいことが特徴です。契約終了時は「再リース」「買い取り」「新たな車への乗り換え」など状況に合わせた複数の選択も可能です。維持費軽減につながる方法としてカーリースの利用を検討するとよいでしょう。

※車の維持費については「車の維持費はどれくらい?維持費を節約するポイントと注意点を解説」をご覧ください。

※残価設定の詳細については「ローンやリースで注目の「残価設定」とは?そのメリット・デメリット」をご覧ください。

2:住宅ローンの見直し

ローンが残っている住宅があれば、住宅ローンの見直しも有効です。より金利条件の良い住宅ローンに借り換えれば、毎月の負担を減らせます。ただし、借り換えの際は住宅ローン諸費用や抵当権の設定登記にかかる名義変更手数料など、一定の諸経費がかかることを覚えておきましょう。

もっと手軽に住宅ローンの軽減を考える場合は、一度、借入先金融機関へ金利の引き下げ交渉をしてみるのもいいでしょう。余剰資金があれば繰り上げ返済し、毎月の負担を減らす方法もおすすめです。

これからマイホームを購入する場合は、購入前から計画的に頭金を貯めるようにしましょう。ある程度の頭金を用意しておくことで、将来の住宅ローン返済が楽になり金利負担が軽減できます。

家計を上手に管理するコツ

日々の家計を把握しておくことも、節約には欠かせないポイントです。家計管理や把握のコツをまとめました。

毎月のお金の流れを確認

家計の管理とは、「いくらお金が入ってきて、いくら出ていったか」「いくら残ったのか、もしくは足りなかったのか」を把握することです。お金の流れを把握できなければ、今月の生活費が足りたのかどうかが分かりません。また、知らないうちに支出額が大きく増えてしまうと、お金が足りなくなり貯金を切りくずすことになりかねません。

お金の流れを把握するためには、家計簿をつけるのが一般的です。しかし、手書きの家計簿は手間がかかるため苦手という人もいるかもしれません。最近では、レシートをスマートフォンで撮影するだけで家計簿を作成できるアプリや、クレジットカードの支払いを自動で家計簿に反映させる便利なアプリが登場しています。無理なく継続できるツールやアプリを利用してお金の流れを把握できる仕組みを整えましょう。

より詳しく家計を把握するコツは、月ごとに必ず見直すことです。月末や給料日前に、何にいくら使ったのかを確認し自己評価を行ってみましょう。簡単な自己評価であっても、実施すれば次月の改善につながります。自己評価が難しいと感じたら、前述した支出割合を参考にしてみましょう。数字が苦手な人は自動で支出の集計やグラフ化してくれるアプリを活用してみてください。

生活費の内訳を年単位で把握する

日々の生活費は把握していても、臨時の支出を把握しきれないケースもよくあります。残念なのは、年払い保険料や車検、旅行などの臨時に発生する費用を一時的な収入であるボーナスでまかなっているケースです。確かに家計としては管理しやすい方法ですが、ボーナスを貯金にまわしにくくなり、ボーナスの金額が減少した場合は支払いができない可能性があります。

ボーナスのような一時的な収入に頼りすぎず、1年単位の長期的な見通しで支出を把握しできるだけ日々の生活費から捻出するのが、上手な家計管理のポイントです。急な出費やときおり発生する大きな支出は、事前に夫婦で話し合い優先順位を決めておくことも大切です。ライフプランに沿って収支を見通しておくことで、必要なときに必要な費用を確保できるでしょう。また、夫婦で同じ節約意識を持っていれば、挫折せずに節約生活を送れるようになります。

※長期的な視野で家計を見るには、夫婦でライフプランを立てるのが有効です。ライフプランについて詳しくは「ライフプランがあれば人生がもっと楽しくなる!シミュレーションを自分で作成&活用する方法」をご覧ください。

生活費の削減をストレスフリーに実行しよう

生活費に余裕を持たせたいと思っても、ストレスに感じるような節約方法は長続きしないでしょう。節約は我慢することではなく、無駄を省くことです。生活費の内訳を確認して、支出を削っても問題ない箇所を探し、優先順位を考えながらストレスのない削減を目指すのが大切です。削減効果がある「大きい費用」や「固定費」について夫婦で話し合い、効率的に家計を改善させましょう。


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